豊洲社会保険労務士事務所|Blog

2016.02.06
社労士な日々
魑魅魍魎の集い


(2月2日に投稿した内容について、最後の部分を一部訂正・加筆)
 
 
私が言うのはなんですが、
社労士ってよくわからない謎の存在ですよね~。
 
 

「社労士には、どうすればなれるのでしょうか?」

 
 
眠い目をこすりながら頑張って勉強して年1回行われている試験に合格し、
2年間の実務経験または特別な講習をクリアし、それなりのお金を払い登録すればなれます。
 
 

「社労士は、全国でどれぐらいいるのですか?」

 
 
平成27年7月末で、約4万人です。
そのうち約2万5千人が開業者(社労士法人社員含む)として社労士の仕事をしています。
 
 

「東京都内では、どれぐらいいるのですか?」

 
 
平成27年12月末で、約1万人。
そのうち約5千人弱が開業者(社労士法人社員含む)として社労士の仕事をしています。
 
 
社労士は、必ず『社会保険労務士会』の会員となります。
地域ごとに『支部』というものが設けられており、
各支部単位で会員活動は行われています。
 
 
私は江東区で社労士業をやっていますので、江東支部に所属をしています。
で、本日は江東支部の定例会の日でしたので、参加してきました。
 
 
この定例会というものは、
これまで社労士業界でたくさんの困難な事案に取り組んで来られた
大先輩、重鎮の方々が中心となり進められます。
 
 
そのような方々から聞ける話は、社労士にとってはとても貴重なものです。
また、困った時にそういう方々を頼りにできるようになるということはまさに百人力であり、
お客様にとっても大きなプラスになることは明らかです。
 
 
よって、社労士業界で長く仕事をしていきたい私は、
自分のためにもお客様のためにも、積極的に参加する価値のある場として位置付けています。
 
 
とはいえ、このような集まりに全く参加していない社労士はたくさんいます。
このような声を耳にしました。
 
 

「社労士会の集まりに参加したところで、大した話は聞けず仕事の役に立たないので行かない。」

 
 
本質が見えていないのだろうなぁ、と思います。
 
 

「あの雰囲気が、なんか自分の肌に合わないので行かない。」

 
 
そうなのかもなぁ、と思います。
 
 
長年社労士の仕事を続けてきた重鎮が、たくさん集うのです。
そりゃあね、もう一癖も二癖もある変人だらけですよ。
そんな人達同士が相互作用で会を作りあげているわけです。
外部の人間が初めてその中に入った時に、居心地の良さを求めるのは難しいでしょう。
 
 
私は自身が三癖ある変人なので、そのようには微塵も感じませんでしたが。
そんな私から、そういう理由で参加していない方々へ。
 
 

「お洒落なカフェに行くのではありません。肌に合う合わないという視点がナンセンスです。
 魑魅魍魎の集う魔境へ冒険に行くつもりで、足を運ぶ必要があるのです。わかりましたか?」

 
 
さて、このブログが重鎮の目に触れないことを切に願いましょう。
江東区で社労士業を続けたいですからね。
 
 
そうそう、私は今日の会で知りました。
 
 

『3年間の会員権停止処分と退会勧告』

 
 
に決まったということを。
 
 

「一体、何のこと?」

 
 
『?』が浮かんだ人がほとんどですよね。
 
 
昨年のことですが、「モンスター社員を解雇せよ! すご腕社労士の首切りブログ」
というタイトルのブログで、「社員をうつ病に罹患させる方法」という記事を書いて、
問題となっていた愛知県の社労士がいたのですが、その処分内容です。
 
 
---以下、2月6日に訂正・加筆---

「会員としての権利を今後3年間は認めないよ。
 こういうことになったのだから、もう愛知県で社労士として活動するの辞めてくれない?」

 
ってことですね。
 
 
3年間業務停止になるものと、私は勘違いしていました。
『会員権停止』というのは会員として認められている権利の行使ができないだけで、
社労士としての活動は続けられるようです。
 
 
強制なので会費は支払っているが、
会への活動には一切参加も関与もしていないという社労士はたくさんいます。
そう考えると、社会的影響が事実上の処分と言えるかもしれませんね。
 
 
厚生労働省の聴聞手続きが開始し、
3ヶ月の業務停止の可能性を本人に伝えたとのニュースを見ました。
 
 
それに対し、『戒告』にとどめるよう主張があったと書いてありました。
これらが事実かどうかはわかりませんが、業務停止を避けようとすることは普通のことでしょう。
 
 
現在、行政に寄せられる労働相談で最も多い内容は、ハラスメント関係です。
メンタルヘルスが社会問題となっており、行政としても様々なアクションを起こしています。
 
 
そのような中で問題となった今回の事案は、
行政の動きと逆行していると捉えられても仕方がないものです。
 
 
個別具体的な事実や事情もわかりませんから、個人に対しての処分云々に私は興味ありません。
 
 
問題となったような業務姿勢を営業ツールとして前面に押し出し、仕事をするということ。
そのような社会保険労務士の仕事のやり方に対して、厚生労働省がどのような姿勢を示すかに興味を持っています。
 
 
行政として、そう簡単に業務停止処分にはできないものです。
ベテラン社労士が相手で、利害関係者も相当数いるでしょうし、抵抗も激しいでしょう。
最終的に、どういう結果になるのかには注目していきたいと思っています。
 
 
そういえば、私もまさに今、ブログを書いているのでした。
問題になりそうなこと、書いていないですよね? 大丈夫ですよね?

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